新型肺炎 中国に残った外国人のストーリー

新型肺炎 中国に残った外国人のストーリー。彼らは感染症が流行する中で中国に残ることを決めた外国人である...

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発信時間:2020-02-28 11:20:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

   北京市の記者会見会場で、マスクを着けて中国の感染症対策の最新状況を記録するパキスタン人記者のアスガールさん


   上海の繁華街の静かな通りで、熱心に作業する中国の清掃員と出会い、中国語で挨拶するイギリス人のフォックスさん

 

   武漢市で、書き込みが多いチャットグループで中国の学生とともに科学研究論文について討論する米国人学者のマクロスキーさん

 

 彼らは感染症が流行する中で中国に残ることを決めた外国人である。中国の有力な感染症対策を目にし、中国人の困難を恐れない粘り強さを感じ、中国社会の助け合いの精神を体感した彼らは、中国に残りながら感染症に打ち勝つことに期待し、中国への理解をより深めた。

 

堅守:「私の仕事はここにある」

 

 マクロスキーさんは米ワシントン・コロンビア特別区出身で、2011年に武漢大学測量製図リモートセンシング情報工学国家重点実験室に入職した。

 

 感染症の流行後、武漢を離れた人もいるが、マクロスキーさんはここに残ることを決めた。「武漢の感染症はずっと続くわけではない。私の仕事もここにある」と彼は話す。

 

 数週間、マクロスキーさんは自宅にこもり、映画を観たり、料理をしたり、友人とチャットをしたりして過ごしている。外出時はマスクと手袋を着け、帰宅するとしっかり手を洗い、彼の感染症予防生活は現地の人たちと何も変わらない。彼は、「人との接触を極力避け、混雑する場所に行かず、みんなと同じように風を引かないようにしている」と述べた。

 

 2月17日、「休校中も授業続行」の呼びかけに応じ、武漢大学はオンライン授業を開始し、マクロスキーさんもQQのグループで学生に科学研究論文の討論の授業を行なっている。

 

 マクロスキーさんは、「意外なことに、オンライン授業はより効果が高い。学生はオンラインだと積極的に発言する。字を打つ方が教室で英語で話すより思いのままに表現できるためかもしれない。学生が中国語で書き込んだ時は翻訳ツールで英語に変換する。口語が不得意なことは学生の発言の障害ではなくなった」と話した。

 

 パキスタン人記者のアスガールさんも感染症が流行する中で仕事を続けている。感染症の流行期間、アスガールさんは外交部のオンライン定例記者会見などを通して中国の感染症流行状況を確認している。2月24日、3週間のオンライン記者会見を経て、外交部の定例記者会見は正常に戻り、アスガールさんは記者会見会場で中国内外の記者たちとともに仕事に打ち込んだ。

 

 「感染症が流行する中で北京に残り、感染症対策の進展に心を動かされた」とアスガールさんは話す。

 

温情:「思いやりに感動」

 

 イギリス人のフォックスさんは上海に常駐する、番組「中国モザイク」の英語キャスターである。

 

 この決定はフォックスさんが中国を深く知るきっかけになった。以前、彼は中国にいる外国人を招いて生活のエピソードを紹介し、中国のストーリーはどれもモザイクのように色鮮やかで、番組も有名になっていった。中国人の感染症と戦う粘り強さと助け合いの精神は彼を感動させた。

 

 「上海に戻ると、85歳の高齢の隣人が挨拶に来ておかえりと言ってくれた。感染症が流行する中で、思いやりに感動した」とフォックスさんは話した。

 

 助け合いの精神はマクロスキーさんの心にも染みた。住宅が閉鎖管理を実施してから、彼が生活する住宅も団体購入活動を開始し、住民の野菜購入を統一して行なった。住宅地のボランティアが毎日、体調と必要な物資を電話で聞いてくれる。彼は、「10日分の米、ピーマン、トマト、卵をまとめ買いした。ボランティアは住民のニーズに応じていて素晴らしい」と述べた。

 

 マクロスキーさんは、「食料の供給がなければ、住民はパニックになる。実際に、武漢の後方支援は住民の快適な暮らしに力を入れている。これらは良好で秩序ある段取りのおかげで、高い協力の精神と組織力を示している」と話した。

 

自信:「中国は必ず成功する」

 

 「頑張れ中国!」「中国は必ず成功する!」などの温かい言葉の裏には、中国にいる外国人の「中国の感染症対策はs効果がある」という自信がある。

 

 「感染症が流行する中で、中国人の組織力、コミュニケーション力、適応能力を目にした」とフォックスさんは話す。

 

 モスクワ出身のクリスティーナさんはロシアメディアの中国駐在記者である。彼女は、「中国の一連の行動に深い印象を受けた。例えば、職場や公共場所で来訪者の記録と体温測定、大規模な消毒、宣伝動画を流すなどしている。そのほか、中国はマスクなどの予防物質の不足に迅速に対応した。これらの措置は中国が全力で取り組んでいることを示す」と評価した。

 

 「私たちは恐れていない。中国は必ず感染症に打ち勝つと信じている」とクリスティーナさんは話した。

 

 マクロスキーさんは、14億人の人口を抱える中国は短期間で最大の力を集めて感染症に立ち向かい、このような前例は世界にないと思っている。他国は中国の感染症対策から多くのことを学べる。「短期間で重症患者を受け入れる病院を建設し、公共施設を軽症患者を受け入れる臨時病院に変え、ホテルを隔離観察者に提供し、各地から医療関係者を調達したことに非常に驚いた」とマクロスキーさん。

 

 マクロスキーさんは、「政府が講じた措置、感染者増加の減速、住民は自宅で過ごす、または集中観察の効果を見ると、感染症抑制に成功しないはずがない。私たちはここで一緒に経験し、困難を乗り越える。私たちはウイルスに勝つと信じている」と話した。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月28日

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