イランのマスーメ・エブテカール副大統領(女性・家庭環境担当)の新型コロナウイルス感染が27日、確認された。
イランの大統領府公共関係担当者のファリバ・エボトハジェ氏は同日、エブテカール副大統領の新型コロナウイルス検査は陽性で、現在は自宅で治療を受けていると明かした。
同日朝、イラン国家安全保障・外交政策委員会のモジェタバ・ゾヌール委員長の新型コロナウイルス感染も確認された。ゾヌール氏は動画で声明を発表し、ウイルス検査の結果が陽性となり隔離されていることを明かし、国民に冷静を保つよう呼びかけ、「我が国は新型コロナウイルスに打ち勝つ望みが十分にある」と述べた。
イラン保健省公共関係・情報センターのジャハンプール主任は27日、同日午前までに、イランの新型コロナウイルス感染者は245人、死者は26人に増加したと発表した。現在、イラン国内に7カ所のウイルス検査センターがあり、来週には22カ所に増える予定だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月28日