イタリアの中国語サイト「欧聯網」が欧聯通信社の記事を引用して伝えたところによると、イタリア民間防災省と新型コロナウイルス感染症プレスセンターは、10日0時時点で、イタリアの1日の新たな新型コロナウイルス肺炎病例数は1796例で感染例は9220例に増加し、新たな死亡例は97例で死者は463人になったと発表した。
報道によると、イタリア民間防災大臣で新型コロナウイルス感染症報道官のアンジェロ・ボレリ氏は、南部のシチリア島ラグーザとサルデーニャ島サッサリで9日に初の感染者が見つかったと発表した。これにより、全国で感染者が見つかった都市は99都市になった。
ボレリ氏は、保健省の統計によると、全死亡患者のうち50代は10%、60代は31%、70代は44%、90歳以上は14%を占めると明かした。
現地時間9日、イタリアのジュゼッペ・コンテ首相はローマのキージ宮殿で開かれた記者会見で、イタリアの新型肺炎による死者の増加を受け、ロンバルディア州の「レッドゾーン」隔離エリアを全国に拡大する法令に署名したと宣言した。法令は10日の発表後に発効。
コンテ首相は、この措置は公民、特に最も脆弱な人たちを守るためだと説明し、全国各地の住民に仕事と緊急状況を除き、外出しないよう呼びかけた。また、全ての公の場での集会を禁止し、スポーツ大会も中止した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月11日