在宅期間の睡眠の質が低下 中国の1.5億人が医療介入の必要ある

在宅期間の睡眠の質が低下 中国の1.5億人が医療介入の必要ある。 ​「よく眠れることは健康な証拠、眠れないのは病気の兆候」。3月13日、世界睡眠学会の事務局長で中国睡眠研究会の前理事長の韓芳氏は、3月21日世界睡眠の日中国テーマ発表会でこのように述べた...

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発信時間:2020-03-18 14:14:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   「よく眠れることは健康な証拠、眠れないのは病気の兆候」。3月13日、世界睡眠学会の事務局長で中国睡眠研究会の前理事長の韓芳氏は、3月21日世界睡眠の日中国テーマ発表会でこのように述べた。今年のテーマは「良好な睡眠、健康な中国」。防疫の特殊な時期であるため、発表会はオンラインで行われた。

 

 韓芳氏は以下のように述べた。睡眠障害は人間の全生命の周期に影響する。人の健康と寿命の長さは睡眠の質と深く関わっている。睡眠障害の影響面は広く、国際疾病分類には「寝つけない、起きられない、眠れない」の3大区分90種以上の睡眠障害がある。中国人の10%以上は医療介入が必要で、1億5000万人に上る。半分以上の人が一生に一度は睡眠問題に直面する。睡眠障害の危害は大きく、健康面から公共の安全にいたるまで全てが睡眠に関わる。注目すべきは、中国の小・中学生の学業の負担と深刻な睡眠不足は、彼らの心身の健康と発育に大きく影響している点である。

 

 韓芳氏は、良好な睡眠は十分な睡眠時間、良好な睡眠の質、規則正しい睡眠を含むと考える。そのため、全民健康、全生命周期への配慮という角度から良好な睡眠を維持する必要があるという。

 

 同日、中国睡眠研究会と慕思寝具は共同で『新型コロナウイルス肺炎流行期間の中国人睡眠白書』を発表した。中国睡眠研究会常務理事の張斌教授によると、今回の調査は重大な健康危機事件における国民の心身の健康状態と睡眠の内在的関係を探ることを目的としている。調査によると、全国民が家で過ごしていた期間、睡眠は「時間は維持したが質は維持できていない」という状態で、睡眠時間は長いが質は低下するという傾向が見られた。以前は20~24時に就寝する人は90%を占めたが、全国民が家で過ごしていた期間、0時以降に就寝する人は50%を超えた。回答者の中で江西人は徹夜トップとなった。深夜に閲覧意欲がわき、睡眠時間を削って情報を閲覧する人が増え、深夜1~2時のアクティブユーザー度は63%を超えた。大部分の人が睡眠問題は生活に悪影響を及ぼすと認識し、睡眠の質を高める措置をとりたいと考えている。

 

 専門家は、まずは自分から改善し、仕事と休憩を規則正しくし運動をすることが重要だとの見解を示した。そのほか、睡眠環境を改善し、照明の調整、寝室の雰囲気の改善、マットやシーツの交換などを通して睡眠を促す必要がある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月18日

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