「とにかく速い!」南京信息工程大学を卒業した丁さんは、3回の面接をこのように表現した。すべての採用通知を受け取った彼は、「職種の閲覧が速い、履歴書の配達が速い、面接の手順が速い、結果の通知が速い」と感想をシェアした。
「速さ」は最近の求人の新たな動向を反映するが、全てではない。
この春、就職シーズンの3月と4月は突然の感染症流行により変化し、就職の変数に満ち溢れた。まず、企業の完全な業務再開まで時間がかかる。また、市場最多の卒業生が市場に押し寄せ、ふさわしい職種があるか全くわからない状況である。
1カ月間、20部近くの履歴書を送り続け、鍼灸推拿科を専攻した本科生の常健さんはいまだに通知を受け取っていない。就職が厳しいというのは、彼だけが感じていることではない。
先日開かれた国務院予防抑制メカニズムの記者会見で、教育部高校学生司の王輝司長は、「2020年の全国の普通大学卒業生は874万人で前年比40万人増加し、過去最多を更新した。景気後退と突然の感染症流行の2つの影響により、今年の卒業生の就職はより厳しい状況になっている」と率直に述べた。
斉魯工業大学学生作業処の邵豊副処長は、「困難なのは相対的なものではなく、構造的な就職矛盾がもたらした困難である。現状を見ると、感染症による理工系大学の就職の影響は大きくなく、機械科、電子電気科、化学工学科、コンピュータ科、生物工学科、軽化学工学科などの卒業生は非常に歓迎される」と述べた。