経済日報の記者は3月23日、船廠コミュニティ船廠住宅、石化コミュニティ石化住宅、常宏里コミュニティ恒大御園住宅を訪れた。この3つの住宅地は感染者が出ておらず、早くに取材の約束をしていたが、非常に厳しい検査を受けてから住宅地に入った。
無感染住宅という貴重な成果を上げられたのは、コミュニティスタッフの「積極的な宣伝指導、集中的な底引き網式検査、拡散の厳格な防止」などの有効的措置があったおかげである。
積極的な宣伝指導については、様々な方法で感染症予防の説明を行い、住民の生活と感情面の焦りを取り除く努力をした。常宏里コミュニティの芦国民書記は、「感染症の流行当初は診察までがスムーズでなく、発熱患者のベッドがなく、住民の動揺が大きかった。そのため、コミュニティは宣伝と説明を積極的に行い、各住宅地に診察の流れを書いた紙を貼り、重症の住民が専用車で指定病院まで行けるようにした。下層部門、街道、コミュニティのボランティアを通して住民の意見を迅速に集め、消毒作業を共同で実施した」と明かした。
集中的な底引き網式検査については、コミュニティはネットワーク管理、絨毯式管理、漏れの検査と補足、厳格な防止を実施した。石化コミュニティの許鴻波書記によると、石化コミュニティの面積は約1.9平方キロメートルで、住民は1677世帯3680人、コミュニティスタッフは13人で、9つのネットワークがある。各方面が連携し、コミュニティは下層幹部臨時党支部を設置し、民衆作業チームを結成し、各チームがコミュニティネットワークで「宣伝員」、「検査員」、「キーパー」、「消毒員」、「配達員」を担当した。
拡散の厳格な防止については、各住宅地は出入口の監視、人員バリア、建物の消毒などの措置を厳守した。船廠コミュニティは建設30年以上の住宅で、塀がなく管理会社もなく、高齢の住民が多く、感染症予防の難易度は高かった。卿暢書記によると、同コミュニティは24カ所の道路からの進入口に注水式プラスチックバリケードを設置し、幹線道路4本のうち3本を封鎖した。石化コミュニティも同じで、住宅地の3カ所の入り口のうち1カ所だけを残し、出入りする人への質問、体温測定、検査、登記を行なった。また、消毒作業を徹底し、派遣された幹部が通路などの公共エリアを毎日消毒した。
実は、コミュニティの予防の成功の裏には成熟した統治体制がある。今回の新型コロナウイルス感染症の流行ではコミュニティの高い統治能力が要求され、どのように思いやりのある業者を引き込み、予防宣伝と隔離作業を合理化するかは、住民の生活ニーズだけでなく、コミュニティ統治の要ともなる。卿暢氏は、統治と管理の違いについて、「統治は上下の結合をより強調し、多方面の利益の協調を通し、利益共有メカニズムを構築し、社会各界を参与させ、公共政策実施の相乗効果を形成する。感染症流行という試練に直面し、武漢のコミュニティは多方面が総合的に参与することで、コミュニティの各問題への対応力を引き上げ、より細かいコミュニティ管理を可能にした」と話した。