米国のジョンズ・ホプキンズ大学の最新データによると、世界の新型コロナウイルス感染者は78万人、死者は3万7000人を超えた。うち、米国での感染者は16万人を突破。多くの国が防疫対策を強化し、イタリアは封鎖措置を延長した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、世界が新型コロナウイルスに共同で対応する兆しが見られ、世界は団結していると述べた。
スペイン、全国すべての必須でないビジネス活動を中止
スペイン保健省は30日、スペインでの感染者は8万5195人に達し、米国とイタリアに次いで世界で3番目に感染者が多い国になったと報告した。スペイン保健省の報道官のフェルナンド・シモン氏は新型コロナウイルスの症状があったため、同日の記者会見には出席しなかった。彼は最初の新型コロナウイルス検査で陽性となり、現在2回目の検査結果を待っている。
イギリスとフランスで感染者の増加続く
現地時間3月30日時点で、フランスでの感染者は4万4450人に達し、前日より4276人増加した。うち、死者は3024人。感染者のうち、治療中は2万946人、重症看護中は5056人、退院者は7923人。
感染症流行の影響でドイツ経済は2020年に5.4%縮小の可能性
ドイツ経済諮問委員会が発表した報告によると、感染症流行の影響により、ドイツ経済は2020年に5.4%縮小し、2021年に底打ちし回復する見通し。
日本での感染者が2000人に迫る
NHKの報道によると、現地時間30日23時時点で、日本での感染者は1965人、死者は59人に達した。
東京は感染流行が深刻なエリアで、小池百合子都知事は都民にバーやライブハウスへの出入りを自粛し、感染拡大を回避するよう呼びかけた。政府医療専門家は、政府に緊急事態宣言の検討を促した。
東京のロックダウン(都市封鎖)懸念が高まり、30日の東京株式市場は1.57%下落。アナリストは、ロックダウンの可能性が高まり、東京が1カ月封鎖されれば、日本経済の損失はGDPの1%弱を占める約5兆1000億円になると予想した。
感染症の影響で、ドバイ万博1年延期を検討
現地時間30日、ドバイ世界博覧会指導委員会は声明を出し、感染症が世界で蔓延しているため、2020年のドバイ万博を1年延期することを検討し、最終的に博覧会国際事務局の加盟国会議で決定すると発表した。ドバイ万博は2020年10月20日にアラブ首長国連邦ドバイでの開幕を予定していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年3月31日