社会 > 新型コロナ 湖北省で3600人超の80歳以上が回復
新型コロナ 湖北省で3600人超の80歳以上が回復。 4月5日午後、武漢市金銀潭医院の集中治療室（ICU）から、同病棟に入院する最高齢の85歳の余さんが、52日にわたる治療を経て回復し退院したという良い二ユースが伝えられた...
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4月5日午後、武漢市金銀潭医院の集中治療室（ICU）から、同病棟に入院する最高齢の85歳の余さんが、52日にわたる治療を経て回復し退院したという良い二ユースが伝えられた。
国家衛生健康委員会の統計によると、感染症の流行以降、湖北支援医療チームと湖北省武漢市の医療従事者はともに戦い、省内の新型コロナウイルス感染症から回復した80歳以上の患者は3600人に達した。
感染した一部の高齢者は、新型コロナウイルスによる肺炎と基礎疾患が重なり、命の危険にさらされた。
全ての命を諦めない――中国の感染症との戦いで、人民の生命の安全と身体の健康は常に最優先された。全国各地から4万2000人以上の医療従事者が湖北支援に駆けつけ、医学の限界に挑み続け、治療の難関を協力して乗り越え、数々の奇跡を作り出した。
2月13日、高血圧症を長年患う余さんは新型コロナウイルス感染症と診断され、武漢市金銀潭医院に搬送された。3月中旬、江蘇省人民医院武漢支援重症医療チームが金銀潭医院のICUを引き継いだ時、余さんは気管挿管して3週間が経っていた。
余さんの治療を担当する医療チームのリーダーの李金海さんは、「初めて余さんを見たとき、彼女は新型コロナウイルスによる肺炎、高血圧、気管挿管のほか、多剤耐性菌への感染も見られた。治療の難易度を星5つで例えると、当時の難易度は4つ半で、非常に困難だった」と述べた。
余さんの呼吸器を早急にはずすことが治療の重点だった。まず薬物治療を行い、呼吸器のモードを徐々に調整した。多学科が診断をもとに細かいリハビリ計画と栄養プランを作成し、医療スタッフの懸命な治療と看護により、余さんは4月5日に呼吸器をはずし、自分で食事できるようになり、体温は正常に戻り、新型コロナウイルス検査で陰性となり退院基準に達した。
「命を救ってくれたことに感謝している」と、余さんは退院前に医療スタッフに感謝の言葉を述べた。
国家衛生健康委員会医政医管局監察専門員の焦雅輝氏は、「回復率を高め、死亡率を下げることは医療の要と重点である。重症、重篤患者の中でも高齢者は基礎疾患が多く、治療の難易度は非常に高い。これらの高齢者の90％以上が基礎疾患を持ち、一部の高齢の重症患者は50～60日入院する」と話した。
高齢者に「保護傘」をさす――これは試練が伴う戦いであり、医療スタッフは積極的に協力し、治療に全力を注ぐ。90歳以上で心臓病など多種の疾患を持つ「重篤中の重篤」の多くの高齢者が助かった。
3月1日、武漢市江岸区在住の重篤患者、98歳の胡さんと55歳の娘の丁さんが武漢雷神山医院から退院した。2月29日、武漢市江漢区の97歳の付さんが1カ月の治療を経て華中科技大学附属協和医院西院から退院。2月22日、97歳の徐緒炳さんが18日の治療を経て武漢市第六医院から退院した。
焦雅輝氏は、「武漢市の新型コロナウイルス感染症の回復率は94％に達し、うち80歳以上の高齢者の回復率は約70％で、非常に得難い成果をあげた。そのほかに武漢市には8人の100歳以上の患者がおり、うち7人が回復して退院した。最高齢は108歳だ」と述べた。
武漢市の新型コロナウイルス患者の治療は、軽症・重症の等級分け治療を採用した。65歳以下で基礎疾患がない軽症患者はコンテナ医院で治療を受け、65歳以上で基礎疾患がある患者は入院し、条件の良い病院で治療を受ける。
新型コロナウイルス感染症の発生後、党中央は高く重視し、人民の命の安全と身体の健康を常に最優先した。要求に基づき、湖北省武漢市は重症患者に対して科学的かつ的確な治療に全力を注ぎ、医師としての思いやりと責任ある態度で全ての命を大切にした。
焦雅輝氏は、「高齢者の治療の難易度は高く、医療資源の投入も多いが、医学の視点で言えば、我々は患者の貧富、性別、年齢に関係なく平等に接する。これは我々党の執政理念であり、人民を中心に、人民の生命の健康を中心にしている」と話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2020年4月13日
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