スターバックスコーヒーは4月21日、植物性タンパク質の「人工肉」を使ったランチメニューを中国で22日から販売すると発表した。その前日、ケンタッキー・フライドチキンは「植物性黄金チキン」の発売を発表したばかりである。注目すべきは、2社が発売する新商品の食材がいずれも昨年から世界で人気の「人工肉」という点である。
スターバックスとケンタッキーが「人工肉」メニュー発売を発表した後、資本市場に動きがあり、人工肉関連株が軒並み上昇した。4月21日の終値は、双塔食品が6.37%、愛普股フェンが4.71%、美盈森が4.12%、京糧控股と金字火腿が3%以上上昇した。
スターバックスのカスタマーセンターは『中新経緯』に対し、スターバックスの店舗が4月22日に「人工肉」ランチメニューを発売することを明かした。新メニューは新善肉キノコ穀物、新善肉広東風サラダなど5種。
4月20日、ケンタッキーはWeChat公式アカウントで、4月20日から22日まで「植物性黄金チキン」の先行販売を行うと発表した。この新商品は大豆タンパク、小麦タンパク、エンドウ豆タンパクを使用し、コレステロールは含まない。実は、このような「植物性チキン」は鳥肉の風味がある人工肉で、大豆タンパクは人工肉商品に多く使用されている。
「人工肉」は2019年に人気となった。2019年5月、米国の人工肉ベンチャー企業Beyond Meatがナスダックに上場し、上場初日に株価は163%上昇し、食品業界と各種資本から「人工肉」が注目されるようになった。