5月21日午後、中国人民政治協商会議(政協)第13期全国委員会第3回会議が人民大会堂で開幕した。全国政協委員・中国障害者芸術団団長の邰麗華氏はこのほど、中国網の取材に応じた。3期連任した「ベテラン委員」として、ここ数年、彼女は全国の障害者の「代弁者」となり、多くの提案を実現させた。今年、彼女は障害者事業に関する3つの提案をした。
貧困から脱却した障害者の長期的支援メカニズムの構築、貧困に戻るリスクの防止
中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、貧困な障害者の貧困脱却の効果は著しく、党と国の高い重視のもと、障害を持つ貧困者の支援、貧困脱却に関する多くの政策が構築、整備された。貧困者記録の作成後、貧困な障害者は700万人前後から2019年末には50万人以下に減少した。しかし、障害者は身体的な制限、労働力の限界があるため、特殊困難者の中には多くの障害者が存在し、障害者が貧困に戻るケースも発生している。これに対し、邰麗華氏は、貧困から脱却した障害者の長期的支援メカニズムを構築し、貧困に戻るリスクを防止することを提案した。彼女は、関係部門は貧困に戻るリスクがある人の観測を迅速に確立し、貧困に戻るリスクがある特殊困難な障害者を支援することを望んでいる。
随班就読(LRC)関連規則のシステム的な改正、特殊ニーズがある児童の融合教育の促進
邰麗華氏は今年、LRC関連規則をシステム的に改正し、特殊ニーズがある児童の融合教育を促進することを提案した。
彼女によると、『障害を持つ児童・少年の随班就読作業の実施に関する試行弁法』が1994年に公布されて以降、障害を持つ児童の教育権保障に全面的な実践指導を提供した。しかし、同『弁法』は今日の特殊融合教育の現実的ニーズに合致しなくなっている。彼女は、政策対象に障害レベルの異なる特殊児童を加え、専門的な評価意見を通し、その児童がLRCの条件を満たすかを判断し、多くの特殊な児童が公平に上質な教育を受けられるようにすることを提案した。