8日午後に開かれた北京市新型コロナウイルス感染対策記者会見において、北京市疾病予防管理センターの厖星火副主任は、北京市の新発地市場で勃発した感染症のぶり返しにより、計29のクラスターが発生し、関連する患者・無症状感染者は127人に達したことを明らかにした。
厖星火副主任は、7月7日零時から24時まで、北京での新たな感染者・疑似感染者はなく、2日連続で感染者ゼロだったと報告し、さらに市民に向けて次のように呼び掛けた。
クラスター予防にとって最もいい方法は、個人防護の徹底やソーシャル・ディスタンスの確保だ。感染のピークが過ぎた今、マスクを着用せず外出したり、集まって会話するなど、油断するケースが多くなっている。最近、感染症対策が奏功したとはいえ、新型コロナウイルスは感染から発症まで症状が複雑で多様であり、気づきにくい症状もあり、見過ごしやすいうえ、強い感染力もある。そのため油断は禁物であり、引き続き警戒し、個人防護や周辺環境の清潔維持・消毒を徹底する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月9日