公安部は22日に記者会見を開き、高齢化社会の発展の新たな需要により良く適応するため、小型自動車、小型オートマチック車、原動機付自転車の免許の70歳の上限を撤廃すると表明した。
また70歳以上の免許取得については、記憶力、判断力、反応力などの能力テストを追加し、身体条件が安全な運転の要求に合致するようにする。
今年67歳の張さんは昨年、念願かない免許を取得し、マイカーの暮らしを送っている。若者にとって免許の取得は容易だが、張さんにとっては難しかった。家族の反対や身体的な老いが難関となった。
病院の身体検査報告書を持ち、張さんは4800元を払い自動車学校に通った。ところが家族が話したように、学科試験が最初の難題になった。「毎日暗記して、ネットで試験問題を何度も解いたが、再試験を2回受けてようやく合格した」記憶力の低下により、張さんは学科試験に合格するまで1カ月以上もかかった。
理論の試験を終えた後、技能試験でもさまざまな問題が生じた。「目が悪く、練習場に引かれている線や点が揺れ動いて見え、いつも的を絞ることができなかった」視力の影響のほか、張さんはハンドルを何回回すかも覚えられなかった。「教官は怒りそうになったが、私の年齢を考え我慢したようだ」張さんは練習場で、車庫へのバックを何度も練習したが不合格になり、血圧が上がり気を失いかけ教官を驚かせたことを覚えている。
自動車学校、70歳以上の高齢者からの問い合わせが増加