張さんのような高齢にも関わらず運転を練習する人は、成都交建自動車学校では珍しくない。同校の何校長によると、新規定の発表前にも69歳の高齢者が数人いたという。65歳以上は毎年十数人いるという。
公安部が、身体検査で合格した70歳以上の人も免許を取得できるという通知を発表した翌日、何校長は申請条件を満たすかに関する問い合わせの電話を5、6回受けた。「この免許を取得しようとする高齢者の多くが、高齢者の自転車サークルのメンバーで、自分で車を運転したいという夢を持っていた」何校長が学生から聞いた情報によると、60歳以上でも免許を取得しようとする人の多くが、運転そのものに興味を持っているだけだという。
70歳以上の高齢者の運転練習で安全を保証し、高齢者の練習時間の長さと料金のバランスを取り、教官に高齢者との練習中の意思疎通に適応させる。何校長は「これらの現実的な問題についても見直しが必要だ」と語る。
何校長によると、70歳以上の高齢者の申請については、身体検査で異常がないことを確認し、さらに総合的な身体条件が練習に適しているかを観察する必要がある。さらに教官に対しては、高齢者の身体状況に理解を深め、過去に急病にかかったことがないかを聞き、かつ練習中に穏やかな態度に注意するよう指示するという。練習内容についても、国の試験要求に従い計画する。
公安部は現在、70歳以上の免許取得の制限撤廃を明確にしたが、夏教官はこれにより高齢者の大規模な免許取得ブームが生じることはないと見ている。「高齢者で免許を取得しようとする割合は低く、政策が開放されたとしても高齢者は自分の体が路上運転の継続に適しているかを自分で判断できる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月31日