バルセロナ動物園の代理園長は現地メディアに対して、園内のメス3頭・オス1頭のライオンが、11月に受けた新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと発表した。また咳などの新型コロナの軽い症状が出ているが、呼吸困難など深刻な症状は出ていないという。4頭はすでに快復している。園内での動物の感染は4頭のみ。またライオンと接触した全職員の検査が行われたが、結果は陰性だった。
現地メディアによると、今年4月にニューヨークのブロンクス動物園でトラ5頭とライオン3頭が新型コロナに感染しており、大型ネコ科動物の感染確認は今回、世界で2回目となった。バルセロナ動物園は世界の関連分野の専門家と連絡を取り、この状況が生じた原因について調査を進めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年12月9日