2020年は教育業界にとって、忘れがたい年となった。突然の新型コロナ流行により、オフライン教育は一時的に「停止ボタン」を押されたが、オンライン教育に巨大な発展のチャンスが訪れた。
経済参考報の報道によると、オンライン教育の競争は激化している。業界関係者は、オンラインとオフラインの融合発展は今後の教育業界の発展の方向だと見ている。同時に、オンライン教育の「マタイ効果」が際立ち、高品質の資源が大手企業に持続的に流れ、中小規模の教育機構は更なる淘汰の難題に直面している。
オンライン教育の上昇傾向は特許情報を見るとわかる。天眼査のデータによると、過去10年で、オンライン教育関連企業による科学技術革新への寄与度は年々上昇し、特許件数の割合は10年前の30%から50%に増加し、教育はオンライン・ニューエコノミーへの着目を通してインターネット接続を加速している。
うち、オンライン教育は2020年にすばらしい成績を収めた。天眼査のデータによると、今年10月の時点で、オンライン教育関連の企業は8.2万社増加し、新規企業の割合は教育業界全体の17.3%を占めた。
新規企業は減るどころか増加し、資本のオンライン教育業界への流入も加速している。今年上半期、100億元以上の資本が教育業界に流れ、うちオンライン教育は特に資本市場に支持されている。オンライン教育の大手企業は資本市場の支持を得ている。「猿輔導」オンライン教育会社は10月22日、G1とG2ラウンドで過去最高となる計22億ドルの資金を調達したと発表した。
注目すべきは、今年上半期に資金調達額トップ10企業に入ったオフライン機関は「万学教育」のみだった点である。残りの9社はすべてオンライン教育企業だった。資金調達額に関しては、「猿輔導」と「作業帮」は教育業界のユニコーンで、資金調達額はそれぞれ63億元と47億元に達した。2社の資金調達額は教育業界の半年の資金調達総額の77%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年12月17日