ディスプレイの赤色の数字が8桁から9桁に変わった。米ジョンズ・ホプキンス大学の研究者がまとめる世界の新型コロナウイルス感染者数が26日、累計1億人を突破した。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は25日の記者会見で、1億人突破に言及した際に、「すべての数字の裏側には1人の人、1つのエピソードがある」と述べた。
これらの人々は世界各地で生活している。感染状況の地図を見ると、感染者を示す赤い点がびっしり並んでいる。北米大陸からアフリカの角、南極・北極から赤道の熱帯にも分布している。大海原の本来目立たない小さな島にも赤い点がある。
国別に見ると、米国の累計の感染者は2536万2794人、死者は42万3010人でいずれも世界最多。「世界の交差点」と呼ばれるニューヨークのタイムズスクエアはかつて人が集まっていたが、今やひっそりとしており、混雑する病院とは対照的になっている。
長い期間で見ると、世界の感染者数の増加率が上がっている。流行が始まってから1000万人になるまでは半年以上かかったが、9000万人から1億人になるまでは16日しかかからなかった。
米カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部のステファニー・ストラスディー教授は新華社に対して、「1億人は新型コロナウイルスのパンデミックの深刻な節目だ。この節目はすべての国に対して、共に感染症と戦わなければならないと警告している。我々の健康度は最も脆弱な部分によって左右される」と述べた。
中国の新型コロナウイルスワクチンを含む多くのワクチンが各国で広く接種されるに伴い、団結と協力、科学と理性が感染症に打ち勝つ希望の光を灯そうとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月27日