世界で感染拡大のペースが上がり、中国現地で散発的な感染と局地的な集団感染が重なる状況下、中国民用航空局は26日、人々の現在地での年越しを合理的かつ秩序正しく促す国の要請に応じ、感染拡大のリスクを着実に減らすため、通知を発表した。1月27日0時より、1月28日から3月8日の期間中の航空券を購入済みの旅客を対象に、無料のキャンセルもしくは1回以上の日程変更に応じることを明らかにした。
感染対策に基づく旅客の日程調整の利便性を高めるため、鉄道部門は1月29日より切符予約販売期間を15日に調整すると同時に、無料キャンセル期間を8日に調整する。
先ほど開かれた全国春運(春節中の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)テレビ電話会議において、国鉄集団の李文新副総経理は「今年の春節前の春運の切符予約販売量は前年同期比で6割近く減っている。全国鉄道の春運の乗客数は延べ2億9600万人に減る見通しだ」と説明した。
これは2019年の春運の延べ4億1000万人と比べると大幅な減少だが、前年同期比では40.6%増だ。また不確実性も増しており、例年の春運の経験を参考にできず、圧力が依然として大きい。中国国家鉄路集団有限公司の関係責任者は「全体的な需要がやや減少するが、春運期間中に合理的に輸送力の供給を手配し、旅客がスムーズに移動できるようにする」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月28日