新任の国連中国常駐調整官のSiddharth Chatterjee氏は6日、新華網に「予防は良き処方箋:中国の感染対策に関する思考」と題した署名記事を掲載した。要旨は下記の通り。
科学に基づくを軸として貫く力強い公衆衛生措置は現在も、新型コロナウイルスの感染予防の最も事情に合った手段とされている。私はこの目で中国が良き範を垂れたことを見ているが、これは称賛に値することだ。
私は間もなく就任する国連常駐調整官として、ケニアから広州に飛んだ。
中国に赴任とはいえ、私は中国に到着した時にまったく特別扱いされなかった。
規定が非常に明確だった。当初出発した時から、私は統一的な要請を受けていた。つまり出発日から2日内のPCR検査の陰性の報告、ウイルス抗体(IgM)検査の結果を提出しなければならなかった。
これらの検査は中国の全面的かつ総合的な検査・追跡システムの一部に過ぎない。すべてのシステムが感染流行及び集団感染の予防にとって極めて重要だ。
私は到着した際に、中国で厳しく秩序正しい入国検査・措置が行われていることに注意した。職員がしっかりした防護服を着用し、入国者の健康状況と症状を検査していた。
到着したすべての中国の乗客と同様、私は職員に導かれ指定のホテルに入り、21日の隔離を開始した。
この些細な厄介事は、新型コロナウイルスの感染を防ぐ水際対策にとって極めて重要だ。私は中国政府の各部門が協力し、中国人の健康を安全を守っていることを称賛する。感染症を前にして、国籍に差はない。
私は1月16日に隔離期間中の勤務を正式に開始した。
隔離期間中、私は時間の計画と管理を非常に重視した。家族と連絡を保ち、溜まっていた読書、執筆、思考に取り組んだ。私にとって初めての隔離だった。運動をしっかりし、呼吸法とヨガに取り組み、頭と体を鈍らせなかった。気持ちもメンタルも最良のコンディションを保った。さらには毎日、2万歩あるくことができた。
春節前、感染症の局地的なぶり返しが警鐘を鳴らした。中国の関連部門は速やかに積極的な対策を講じた。
春節に伴う家族との一家団欒によって毎年、世界最大規模の人口移動が生じる。この特殊な時期に、中国の一部都市が現在地での年越しを奨励している。
私はこの措置が人々の幸福感に影響を及ぼすことを良く知っているが、ウイルスに勝つことが私たち共同の目標であるを自分に言い聞かせなければならない。
中国のような科学的な手段とシンプルな公衆衛生措置によって、世界は初めてウイルスの感染を遅らせ、命と生計を救い、コロナ禍に終止符を打つ希望が見えてくる。
私は中国駐在の国連関連機関に加入することに期待している。我々は引き続き中国政府と手を携え、共に新型コロナウイルスと戦い、全人民の健康を促進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月7日