国際的な学術誌「セル」に4日、珍しい共同研究の成果が掲載された。40人以上の中国人科学者のチームがデータの協力・共有を通じ、新型コロナウイルスの感染発生後で最も徹底的な調査を行った。多くの結論が人々の従来の認識を改めた。
196人の感染者、284件の検体、150万個弱の細胞など、新型コロナ関連の25TBのデータの規模は高品質映画5万本分に相当する。「新型コロナウイルス単細胞研究中国連盟」の発起人の1人、北京大学生命科学学院教授の張沢民氏は科技日報の記者に、「感染者数、検体数、細胞量を見ると、連盟の研究はいずれも世界一だ」と述べた。
張氏は素朴に「我々の研究に基づき薬品を開発してもらえれば嬉しい」と語った。連盟のデータ研究は人類の健康を目的としており、慣例に基づき世界で共有される。能力を持つすべての企業がこれらの情報を利用し薬品を開発できるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月8日