「最も古い」競技場でする「最も美しい」スケート

「最も古い」競技場でする「最も美しい」スケート。「相約北京」氷上テストイベントが北京市内の5カ所の競技場で開催されている。その中で「最も古い」首都体育館では、ショートスケートとフィギュアスケートの試合が行われている…

タグ:競技場 冬季五輪

発信時間:2021-04-07 16:32:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  「相約北京」氷上テストイベントが北京市内の5カ所の競技場で開催されている。その中で「最も古い」首都体育館では、ショートスケートとフィギュアスケートの試合が行われている。53年の歴史を持つ古い体育館は改造により生まれ変わった。


   首都体育館は1968年に建てられた中国で最初の現代化体育館で、初の人工室内スケート場もここで誕生した。首都体育館は1981年のアイスホッケー世界選手権と2008年の北京五輪のバレーボールの開催地だった。来年の北京冬季五輪では、ショートスケートとフィギュアスケートの14枚の金メダルがここで決まる。冬季五輪の競技要求を満たすため、首都体育館は「最も古い」競技場に「最も美しい」氷を作るために改造を行った。


    黄色と灰色の壁、長方形の首都体育館の外観は改造前とそれほど変わらず、昔の姿を残した修繕」が改造の特徴の1つである。外観を維持しただけでなく、南側の観客入り口と北側のVIP入り口の段階ももとのままである。


    一方、内部はがらりと変わり、首都体育館競技場運営チームの丁東主任は、「古い競技場、新しい変化、ハイテク」と話した。


    競技場に入ると、まず「温もり」を感じる。改造後の場内は温度と湿度を維持し、スケート場の温度は16度、相対湿度は35%、風速は0.2メートル/秒以下で、場内のエアコン、換気、除湿、暖房の4つのシステムは調和がとれ、エネルギー転換を絶えず行う。


    場内に専門の照明システムを加え、ショートトラックスピードスケートとフィギュアスケートの2つの競技エリアに分け、さらに各競技エリアを専門トレーニングと国際大会の2つの形式に分け、各形式をハイビジョン中継と普通中継と分けた。競技場の天井は1360平方メートルの天幕になっている。丁東主任によると、これは国内最大の室内ビデオディスプレイで、まわりのディスプレイと調和して会場の雰囲気を高め、観戦の質を上げる効果がある。


    席数も変わり、元の18000席から15000席に、バリアフリー席も80席増設した。「元の首都体育館と大まかな部分は変わらない。現代建築文化財であると同時に、観客の快適さも上げるため、元の状態を基礎に席の幅を広げ、観客がより快適に観戦できるようにした」と丁東主任は述べた。


    製氷の面では、北京冬季五輪は二酸化炭素臨界直冷製氷技術を大々的に利用し、この技術を利用した最初のスケートリンクも首都体育館で誕生した。これにより、首都体育館は年間100万キロワット時以上の電気を節約でき、エネルギー節約率は50%に達する。


   変身した首都体育館は選手たちから認められ、ショートトラックスピードスケートのアマチュアチーム女子3000メートルリレーで優勝した北京1チームの龐斯予選手は試合後、「競技場は素晴らしい。氷も平らで、冬季五輪の競技場は確かに普通ではない」と興奮した様子で評価した。アイスダンスの選手も、「普段トレーニングしている氷と違いがあり、足の感じ方が違う。この氷は非常にすばらしい」と評価した。


    丁東主任は、「記者、選手、関係者はここに入りスピーカーの音を聞き、新しい競技場を見て、興奮した。選手たちに改造後の首都体育館で最高の成績を残してもらいたい」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年4月7日


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