科学技術部と上海市政府が主催する浦江革新フォーラム2021の3日の総会で、中国工程院の陳薇院士は「チームは注射と冷蔵を必要としないワクチンの研究を進めている。今のワクチンはどれも注射だが、噴霧吸入式など別の方法による接種も可能だ。昨年8月には非注射式ワクチンの研究結果を最も早く発表した。昨年9月29日には武漢で臨床試験を展開し、吸入式を研究した」と述べた。
陳氏によると、噴霧吸入式ワクチンの量は注射の5分の1のみで、しかも1つずつ瓶詰めする必要もない。ワクチンの瓶の問題も解消される。「現在打っているワクチンを噴霧吸入すれば粘膜にも免疫がつく。国家薬品監督管理局は臨床試験の拡大を認めており、現在は緊急使用を申請しているところだ」
資料によると、噴霧吸入式免疫とは、蒸発器によりワクチンを微小粒子にし、これを呼吸器と肺に吸引することで粘膜の免疫をつけることだ。この免疫は筋肉注射ではつかない。通常、新型コロナワクチンの筋肉注射では、体液と細胞の免疫しかつかない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月4日
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