国家新聞出版署はこのほど、「未成年者のオンラインゲーム依存を着実に防ぐためのさらなる厳格な管理に関する通知」を通達した。通知は「未成年者にオンラインゲームサービスを提供する時間を厳しく制限し、すべてのオンラインゲーム企業は金土日及び法定祝祭日の毎日午後8-9時のみに未成年者にサービスを1時間提供し、その他の時間はいかなる形式であっても未成年者にオンラインゲームサービスを提供してはならない」とした。
未成年者のオンラインゲームの過度な利用と依存は常に、厄介な社会問題となっている。今や政策の規制がさらに強化されたが、これは関連部門の同問題への重視を示している。
多くの企業がすでに、公安実名検証との接続、顔認証技術の導入、ユーザー画像及びビッグデータによるユーザーの属性の分析などを試みている。
未成年者のオンラインゲーム依存の防止は系統的な取り組みで、政策の規制の効果は主に一時的なものだ。一時的な効果は当然ながら重要だが、一時的かつ根本的な取り組みにより初めて未成年者のゲーム依存の裏側にある教育問題を解消できる。未成年者のゲーム時間の制限は、問題解決の小さな一歩に過ぎない。根本的に依存の種を取り除き、未成年者の心をしっかり管理することが、社会各界の最終目標だ。ゲームがなくなったとしても、未成年者はその他の物事に依存し、別の極端に走る可能性もある。このような事を防止するため、学校教育と家庭教育は共に力を入れる必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月1日