毎年10月10日は世界のメンタルヘルスデーだ。人々のメンタルヘルス問題に対する意識を高め、メンタルヘルスを支える取り組みを促す。
今年のスローガンは「人々のメンタルヘルスの健康を実現へ」。世界で最もよく見られる精神疾患であるうつ病の患者を重点的に注目した。
世界保健機関(WHO)がこのほど発表したデータによると、世界で約10億人が精神疾患を患っており、40秒に1人が自殺により命を落としている。ところがメンタルヘルスは公衆衛生の中でも最も見落とされている分野の一つだ。
多くの精神疾患のうち、うつ病は世界で最もよく見られる疾患だ。全世界の人口の3.8%、すなわち約2億8000万人が程度の異なるうつ病にかかっていると見られる。WHOは、うつ病が2030年に負担が世界最大の疾患になると予想している。
報道によると、うつ病は現在、障害の世界最大の元凶になっている。世界の精神疾患患者のうち約8割が低・中所得国の人だ。
豪クイーンズランド大学が8日、医学誌「ランセット」に掲載した研究によると、新型コロナウイルス感染症により世界各地で重度のうつ病と不安障害が激増している。この研究は初めて新型コロナウイルスの重度のうつ病と不安障害への世界的な影響を評価した。