新型コロナウイルスの感染拡大以来、中国は国際的な防疫協力を積極的に展開し、すでに100余りの国と国際組織に12億回分の新型コロナワクチン・原液を提供した。エジプト・アラブ首長国連邦（UAE）・アルジェリアなど多くの国では、中国と協力した新型コロナワクチン生産プロジェクトも相次いで生産を開始している。中国製ワクチンは、その実力でますます多くの国から「信任」を得ている。

　　中国国薬集団（シノファーム）と中国科興公司（シノバック）の新型コロナワクチンは、すでに世界保健機関（WHO）の緊急使用リストと「COVAXファシリティ」の調達リストに採用され、各国の政府首脳数十人が率先して中国製ワクチンを接種、中国製ワクチンの安全性と有効性は広く認められている。

　　ウズベキスタンのムサエフ副首相は9月7日、新型コロナワクチンの接種に関するシンポジウムで、「中国の新型コロナワクチンは安全で効果があり、ウズベキスタンの新型コロナ感染症との戦いにおいて重要な役割を果たしている」と表明した。ムサエフ氏は、ウズベキスタンで最も早く中国製新型コロナワクチンを接種した一人であり、「私は中国の新型コロナ組換えタンパクワクチンに非常に満足している。私は(ワクチン接種後)いかなる副反応もなく、体内に大量の抗体ができている」と述べた。

　　チリ公衆衛生研究院はこのほど、中国科興公司（シノバック）が開発した新型コロナワクチンの6～17歳への接種について国内緊急使用を許可した。同研究院のエリベルト・ガルシア院長代行は新華社の取材に対し、「シノバック製ワクチンには基準に合致する安全性と有効性があることを考慮すれば、同機構はこの決定を下す十分な理由がある」と述べた。

　　アルゼンチンのビゾッティ保健相は10月1日、「アルゼンチンの医薬品管理機関はシノファームワクチンのすべての免疫原性と安全性のデータを研究したうえで、『非常にエキサイティング』で『ポジティブ』だと判断し、このワクチンを3～11歳の児童に使用することを承認した」と述べた。