イギリスのネイチャー誌ウェブ版の20日の記事によると、米イェール大学の研究者は新型コロナウイルスとその他のコロナウイルスの遺伝関係のパターンをもとに、新型コロナウイルスに初めて感染した人がマスク着用やワクチン接種などの措置をとらない場合、17カ月後に再感染するリスクは50%になると予想した。
また同研究報告は、ワクチンを接種しなければ、感染歴のある人は再感染する可能性があると警告した。報告作成に携わったジェフェリー・タウンゼント氏は、「自然に発生する免疫力の有効期間は短く、新型コロナ感染者はワクチンを接種する必要がある」と述べた。
タウンゼント氏によると、まだ多くの不明な点があり、再感染時の症状の重さや感受性なども未知数である。
シカゴ大学の進化生物学者サラ・コービー氏は同研究に参加しなかったが、新型コロナ感染後に免疫力が低下する状況から結論を出すのは時期尚早だとしながらも、免疫力は確かに低下することが科学的に証明されていると述べた。
またコービー氏は、感染者はワクチンを接種し免疫力を高める必要があると強調した。米国疾病予防管理センターが8月に発表した研究報告もこの点を証明している。同研究で、2020年に新型コロナに感染した一部の人が2021年5月または6月に再感染し、さらにワクチン未接種の人の再感染の可能性は接種した人の2倍以上であることがわかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月22日