12月に入り、中国の新たな現地感染者は口岸都市とその周辺地域に集中している。
国務院共同感染対策メカニズムによる11日の会見で、感染対応・処置作業指導チーム専門家チーム長の梁万年氏は、「中国の新型コロナウイルス感染対策の全体方針は現在、動的なゼロ化となっている。これは現地感染者が見つかった時に講じる総合的な予防・抑制措置で、速やかに感染拡大を封じ込めることができる。これは現段階の中国の感染対策の最良の選択でもある」と述べた。
梁氏は専門的・科学的な見地から、動的なゼロ化について▽速やかに能動的に感染源を発見する▽感染者を発見すれば直ちに公衆衛生及び社会の干渉措置を講じる▽主に中国・西洋医学を結びつけるといった方法を活用し、患者を効果的に治療し、重症化を防ぎ、重症者と死者を減らす――と説明した。
動的なゼロ化とはゼロ感染のことだろうか。梁氏は、「これは同じことではない。現時点では現地感染者を1人も出さないことはできない。しかし現地感染者を発見した際に、直ちに感染拡大を封じ込める能力と自信を持っている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月13日