2021年7月20日、国際オリンピック委員会第138次総会で、「より速く(Citius)、より高く(Altius)、より強く(Fortius)」というオリンピックのモットーに「より団結(Together)」が加わることが可決された。全人類の団結力と向上心を高め、100年の大変動の中の新型コロナの大流行、景気後退、一国主義の台頭などの共通の試練に対応することが目的、先日開幕した北京冬季オリンピックはオリンピックモットー改正後に開かれる最初の冬季オリンピックである。
国際オリンピック委員会のバッハ会長は文章に、「2022年北京冬季オリンピックは重要な時期にあたり、平和、友好、団結の世界で世界を1つにする。北京冬季オリンピックは競技スポーツに視覚の盛宴をもたらすだけでなく、各国の選手と人民の距離を縮め、団結精神を表す友好の架け橋にもなる」と記した。
競技場では選手たちの国を越えた友情が光り輝いている。2月5日、中国カーリング混合ダブルスの范蘇円選手と淩智選手は試合後、相手に2セットの「氷墩墩」のバッジを贈り、記念撮影をした。同日晩、米国の選手はバッジをお返しに贈り感謝を示した。中米両国の選手がプレゼントを贈り合い、カーリングの紳士的風格という良好な伝統を継続したことは、各国選手の互いの尊重、団結友好と親しみ、和やかな雰囲気を表している。多くの海外メディアも、中米カーリング選手の「プレゼント交換」という心温まる行動を報道した。日本のNHKは、両国選手の友好交流は互いの距離を縮めたと報じた。同日のショートトラックスピードスケート混合2000メートルリレーの後、ハンガリーの劉少林(Shaolin Sandor LIU)選手は中国の武大靖選手と熱い抱擁を交わし、SNSでツーショットを公開し、中国チームの金メダル獲得を祝福した。
競技場の外では米国、日本、オランダ、チェコ、カザフスタンなどの国の選手が選手村に入居直後、写真と動画で世界のネットユーザーにスマートで便利な生活施設、専門的で行き届いたボランティアサービス、親切な中国人を紹介した。繁栄、強大、自信という中国のイメージは彼らの真情を通して現れ、ひっそりと世界各地に伝わり、「より団結」という新たなオリンピックモットーを広めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月13日