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japanese.china.org.cn |18. 02. 2022

蘇翊鳴が金メダルを獲得した会場③工業遺産の再利用と都市更新の完璧な結合

タグ: 蘇翊鳴  ビッグエア首鋼 雪飛天 
中国網日本語版  |  2022-02-18

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は以前「雪飛天」について、「注目し始めてから7年になり、この偉大なる建築物の誕生を見守った」と述べた。バッハ氏は、ここは競技会場・工業遺産の再利用と都市更新の完璧な結合を実現したと見ている。

 

 首鋼工業団地は2013年に国家発展改革委員会によって、全国旧工業地帯移転改造第1期試行に選ばれた。工業遺産の姿を留めつつ現代の事務の需要に適したクリエイティブ産業団地を計画し、建設した。北京市は2015年に張家口市と共に2022年冬季五輪の招致に成功した。一連の冬季五輪プロジェクトが首鋼に進出した。

 

 団地内のかつての工場、煙突、冷却塔は撤去されなく、極力そのまま残された。例えば鉱石原料倉庫は冬季五輪組織委員会の事務エリアに「変身」した。冷却ポンプステーションは競技中の観客入場の安全検査エリアに改修された。製鉄生産循環水を貯める秀湖の地上部分が水上景観に代わった。火花が飛び散り溶鋼が流れる製鉄所から、氷を作り冷却を行う寒い冬季練習センターへと、かつて寂れていた「十里鋼城」が活力あふれる首鋼パークに変わった。

 


首鋼パーク第3溶鉱炉内のダンスを見る観客。新華社記者・陳曄華撮影



「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月18日