【新華社北京4月9日】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は7日、北京冬季五輪・パラリンピックの全ボランティアに宛てた書簡で、大会への貢献に対する敬意と感謝を表した。
全てのボランティアの隔離期間が同日、終了した。バッハ氏は書簡の中で「皆さんが長い間会えずにいた友人や家族とようやく再会できたときの感動の光景が目に浮かぶ。どうか喜びの瞬間を心ゆくまで味わい、たくさんの五輪の思い出を周りの人々と分かち合ってほしい」と述べた。
バッハ氏は、ボランティアの素晴らしい仕事ぶりを評価した。北京が初の「夏冬五輪開催都市」になったことは、五輪の歴史の偉大な一章で、ボランティアはその中の重要な構成要素だと指摘。北京冬季五輪・パラリンピックのボランティアは誠実な熱意で人々の心を温かくしたとたたえた。
バッハ氏は「五輪ファミリーを代表して、親愛なるボランティアの皆さんにありがとうと言いたい。北京冬季五輪・パラリンピックの大きな成功に皆さんが果たした偉大な貢献に感謝を申し上げる。皆さんの笑顔が私たちの心を温かくしてくれた」と感謝の意を表した。
北京冬季五輪では、1万8千人余りの大会ボランティアを採用。うち94%を35歳以下が占め、ボランティアサービスの主力となった。ボランティアの活動範囲は、スポーツ競技から会場管理、言語サービス、プレス業務など41分野にわたり、競技会場内外で北京冬季五輪の円滑な運営を支えた。
「新華網日本語版」2022年4月9日