2022年「中国宇宙の日」が24日、オンラインで始まった。中国月探査事業、嫦娥奔月航天科技公司が百度スーパーチェーンで、世界初の月土壌デジタルコレクションを公開した。百度アプリと小度アプリのダブルプラットフォームで1731点を限定販売。開始から1分内に売り切れとなった。
月探査機「嫦娥5号」は2020年に、1731グラムの月の土壌を持ち宇宙から帰還した。中国初の月無人サンプルリターンを実現した。月土壌デジタルコレクションは、嫦娥5号が持ち帰った本物の月の土壌に基づくもので、技術者が顕微鏡で約250倍に拡大した後、局部を抽出スキャンし生成したデジタル画像によって作った。
技術者によると、すべてのデジタルコレクションが唯一無二の、書き換えられない、リアルタイムで確認できるIDを持っている。デジタルコレクションは現在、分散化の「仮想資産もしくは実物資産のデジタル所有権証書」として、芸術品、コレクション、イベントのチケット、ゲームで広く応用されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月25日