オミクロン株は症状が軽く、インフルエンザのようなものであり、既存の感染対策は厳しすぎるという観点もある。国家衛生健康委員会感染対策処置活動指導チーム専門家チーム長の梁万年氏は、「オミクロン株の深刻さは、感染拡大のペースと病死率のどちらから見てもインフルエンザを上回る。感染対策で油断をすれば、大量の重症者と死者が出る」と述べた。
オミクロン株の感染力はインフルエンザや、これまでの新型コロナウイルスのその他の変異株をはるかに上回る。防護措置が講じられなければ、1人から平均で9.5人に感染拡大する。病死率を見ると、世界のインフルエンザの病死率は0.1%だが、オミクロン株の平均病死率(実環境データ)は0.75%前後と、インフルエンザの約7−8倍だ。高齢者、特に80歳以上の病死率は10%以上で、一般的なインフルエンザの百倍弱だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月24日