日韓豪NZの首脳、NATO首脳会議で何を話すか?

中国網日本語版  |  2022-06-24

日韓豪NZの首脳、NATO首脳会議で何を話すか?。各国メディアは、NATO首脳会議に初登場するこの4人のアジア太平省諸国の首脳の演説内容を推測している…

タグ:NATO 首脳会議 ウクライナ

発信時間:2022-06-24 13:41:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 NATOは今月末に開催されるNATO首脳会議に日韓豪NZを招待している。報道によると、この4カ国首脳はNATO首脳会議で数分間の演説を行う。各国メディアは、NATO首脳会議に初登場するこの4人のアジア太平省諸国の首脳の演説内容を推測している。

 

 23日付韓国紙「毎日経済」は、韓国の尹錫悦大統領がNATO首脳会議で3分間の演説を行い、その内容は主に朝鮮半島情勢になるとした。韓国国家安保室の金聖翰室長は22日、尹氏は首脳会議に出席することでNATOに対して、朝鮮半島の非核化に向けた韓国の強い意志を説明し、「大胆なプラン」を掲げると述べた。また尹氏は今回の首脳会議を利用し韓国の輸出を積極的に促す予定だとした。これには韓国製原発のポーランドとチェコへの輸出や、ポーランドとの防衛産業協力の促進などが含まれるという。

 

 日本の時事通信によると、日本の岸田文雄首相はこのほどG7サミットとNATO首脳会議への出席について、「欧州とインド太平洋の安全保障は不可欠であり、(会期中に)力による一方的な現状変更は世界のどこであれ認められないと訴えていく」と述べた。また岸田氏はNATO首脳会議の会期中に、日米間首脳会談及び日韓豪NZ首脳会談の開催を検討しているという。

 

 「朝日新聞」によると、岸田氏はNATO首脳会議に初めて出席する日本の首相であり、これは日本にとって重要な機会だという。同紙は外務省当局者の話として、「岸田氏が出席しなければ、日本はロシアとウクライナの衝突の問題への対応で米国及び欧州と足並みを揃えないのかと疑われる。そうなれば日本の安保が今後『台湾有事』により危機に陥った場合、西側諸国に支援を求めにくくなる」と伝えた。

 

 豪政府は今の所、アルバニージ首相のNATO首脳会議での演説内容を明らかにしていない。しかし豪紙「The Australian」は、アルバニージ氏の出席は豪州とNATOの関係を再構築する重要な機会であるとし、アルバニージ氏に対して「双方の正式な関係の構築を促し、ロシアとウクライナの衝突の問題をめぐり声を上げ、豪州のNATOにおける重要な席を獲得するだけでなく、NATOに『中国問題』への介入を求めるべきだ」と提案した。同紙はさらに、アルバニージ氏はNATO首脳会議後にキエフを訪問する可能性があるとした。これはウクライナが最も必要としている時の援助になり、「中国からのいじめに対抗するため国際的な支持を必要としている豪州と同じだ」という。


 NZ紙「ニュージーランド・ヘラルド」によると、アーダーン首相はNATO首脳会議への出席を発表した際に、NZは常にNATOの協力パートナーであり、ウクライナ援助の問題をめぐり「微力を尽くした」と述べた。しかしアーダーン氏は、NZはロシアとウクライナの衝突の問題について、外交による解決策の模索に専念すると述べた。アーダーン氏が出席を決めたことについて、NZ政治論評サイト「Newsroom」は、「NZはNATOに近づきすぎであり、これはNZの非核保有国の地位と独立した外交政策を損ねる。NZは戦争ではなく平和を作るため取り組んできたが、非核保有国になりアンザス条約から脱退してから約35年後に、再び米国の防御の傘の下に戻った」と批判した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月23日

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