「薬品管理法」の関連規定に基づき、薬品特別審査・批准手続きに従い緊急審査・評価・批准を行い、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した成人患者の治療に用いるため、河南真実生物科技有限公司製のアズブジンの新型コロナウイルスの適応症への登録申請を条件付きで認めた。国家薬品監督管理局が25日に、公式サイトで発表した。
これは中国で初めて販売される国産新型コロナウイルス低分子内服薬だ。
アズブジンは従来からある薬品で、今回は適応症への登録申請が条件付きで認められた。国家薬品監督管理局は昨年7月20日に、この薬品をその他の逆転写酵素阻害薬と共にウイルス量の多い成人HIV-1患者の治療に用いることを条件付きで認めていた。
国家薬品監督管理局は今年、別の新型コロナウイルス低分子内服薬を承認していた。これはファイザー製の「Paxlovid」(輸入薬)で、販売価格は1パック2300元。
Paxlovidは、重症化リスクのある軽症・中等症の新型コロナウイルス((COVID-19)患者の治療が認められた。これには高齢、慢性腎疾患、糖尿病、心血管疾患、慢性肺疾患などの重症化のリスクの大きい患者が含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月26日