樹齢3500年の木、北京が道路を移設し保護

中国網日本語版  |  2023-03-30

樹齢3500年の木、北京が道路を移設し保護。

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発信時間:2023-03-30 15:05:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 春は気温差が激しい。北京市密雲区新城子鎮古柏公園では緑がまだまばらだが、樹齢約3500年の「超高齢」のコノテガシワから新芽が出た。手をつなぎ太い幹を囲むためには大人9人が必要だ。18本の大枝が力強く曲がり、大きな樹冠を作っている。

 1970年代に省級道路「松曹路」が建設された後、この古い木の近くに新たにフェンスが設置され、水通しと風通しが悪くなった。根が伸びず、栄養を充分に吸収できなくなった。2020年10月に「密雲区新城古柏公園全体設計案」が正式に可決され、フェンスの撤去が決まった。また松曹路の約195メートルの区間を東に19.4メートル移動することで、古い木に成長に必要なスペースを返すことになった。

 古い名木は時空の変遷を経た歴史の証人、緑色の国宝、生きた文化財だ。3000年以上の都市建設の歴史、800年以上の首都建設の歴史を持つ歴史文化名都市である北京では、4万本以上の古い名木が記録されており、古い木が世界で最も多い都市となっている。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月30日


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