寒波の影響を受け、「中国で最も寒い町」と呼ばれる黒竜江省大興安嶺地区呼中区の最低気温が、11日のマイナス41.4度、12日のマイナス45.1度に続き、13日もマイナス40度以下に下がりマイナス45.1度となった。今年の冬入り後の最低気温を更新した。
極寒の影響で、呼中区は13日午前に「氷霧」に包まれた。外で運動をしていた住民は、「最近は寒すぎて白い煙がのぼるほどだ。街を歩くと遠くの人の顔が見えない」と述べた。
大興安嶺呼中区気象局の観測員である魏明洋氏によると、呼中白山景勝地気象自動観測所は13日午前9時にマイナス45.1度の最低気温を観測した。呼中区の最低気温は今後数日もマイナス40度前後となる見込みだ。気象部門は通知を出し、観光客と現地住民に防寒対策を行い、長時間の外出を避けるよう注意している。
極寒により「中国で最も寒い町」では美しい氷霧と樹氷の風景が広がった。この独特な極寒の美しい風景は、撮影とショート動画を好む人から脚光を浴びており、毎年多くの人々が撮影に訪れる。
呼中区は大興安嶺伊勒呼里山の北麓に位置し、市街地の最低気温の記録はマイナス53.2度。年平均の気温はマイナス4.3度で、マイナス40度を下回る日が年間で30日あり、「中国で最も寒い町」と呼ばれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月14日
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