中国外交部はこのほど、スロバキア、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド、アンドラ、モナコ、リヒテンシュタイン、韓国の一般旅券所持者を対象にビザ免除政策を試験的に行うと発表した。上記9カ国の一般旅券所持者は、ビジネス、観光、親戚・友人訪問、乗り継ぎなどの目的で、中国に最長15日滞在できる。「韓国時報」が伝えた。
韓国の観光業からは、中国が韓国をビザ免除対象国にするのは初めてで、この措置は訪中観光客の増加を刺激するとの声が上がった。この政策の変化は20−40歳の韓国人客、特に中国を観光目的地としてこなかった観光客を集める見込みだ。韓国最大の旅行会社ハナツアーの責任者は、「ビザ免除は観光客の時間と費用を減らし、中国旅行への興味を再び掻き立てる可能性がある」と述べた。別の韓国の旅行会社は、「中国の冬の人気スポットである昆明と麗江を訪問する商品を増やす。既存の張家界や長白山などの人気商品の他にも、若い観光客と家庭に適したテーマ観光商品を開発する」と述べた。
実際に中国が韓国のビザ免除制度を発表する前から、訪中旅行の需要が増え続けていた。ハナツアーの報告によると、第3四半期の訪中団体客数は前年同期比112%増、前四半期比19%増となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年11月5日