スイカ品評会がこのほど、三亜市で開催された。2025種子大会並びに南繁硅谷フォーラムの展示現場で、100を超えるスイカ及びメロン品種のうち10種が審査を経て、金賞を受賞した。
国家スイカ・メロン産業技術体系首席科学者の許勇氏は、「美味しく、栽培しやすく、見栄えがよく、よく売れる。見栄えと栽培のしやすさは高い耐性、整然とした実のつけ方、整った形が求められる。美味しく、よく売れるは、断面が均等で、みずみずしくサクサクし甘いなどが求められる」と説明した。
中国のスイカ・メロンの単位当たり生産量は世界トップレベルで、また世界で生産量が最大の国でもある。中国のスイカ・メロン有力産地は近年集約化を続け、大規模生産と大規模流通の構造がほぼ形成されている。スイカ主要栽培品種及びタイプが固定されており、メロン主要栽培品種及びタイプがより豊富になっている。集約化スイカ・メロン接ぎ木及び育苗、水・肥料一体化技術が全面的に普及し、スイカ・メロンのグリーン予防管理技術が広く導入されている。
育種成果の現地での転化により、海南省のスイカ・メロン産業は無から有へ、有から強へを実現した。毎年10月から翌年5月にかけて、海南省のスイカ・メロンは新疆主要産地のピークとずらした市場流通により空白を埋め、年間生産高が100億元弱にのぼる「甘い産業」を作った。
内需を満たすだけでなく、中国のスイカ・メロンは海外に進出している。三亜市産のスイカ・メロンなどの野菜と果物が今年1月、チャーター機に乗りドバイに直行した。2月には東方市のメロンがタイとマレーシアに輸出された。海南省楽東黎(リー)族自治県農業農村局の周遊副局長も、「現地で栽培されるスイカ・メロンの優れた種と苗が、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどの東南アジア諸国に輸出された」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月24日
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