
長年にわたって汚染対策を実施してきたため、全国の環境の質は明らかに改善した。2005年に全国の都市部では、大気の質が国の2級基準に達した都市が65.8%に、飲用水源の水質基準達成率が96.8%に、汚水の日間処理能力が8091万立方メートルに達し、前年比9.5%増え、生活ゴミの無害化処理率が57.8%に、工業固体廃棄物の処理率が55.7%に達した。現在、全国の主要な汚染物排出総量は2000年より10%減り、そのうちSO2(二酸化イオウ)の排出量は20%減り、大部分の地域の環境汚染が軽減し、重点都市と重点地区の環境状況が好転し、生態環境の悪化が抑えられることになった。
電気・電子製品廃棄物の増加による環境汚染をなくすため、関係部門は責任延伸制度を新規制定した。この制度は生産者に廃棄製品管理責任の一部または全部を義務づけるものであり、企業に根本から有害物質を減らし、リサイクルに適する原材料と設計を採用し、環境にやさしい製品をつくるよう求めている。関係部門は2004年の初頭に、浙江省と青島市を電気・電子製品廃棄物の回収・処理試行地区に指定した。
国家環境保護総局は2003年から毎年、社会に向けて重点水域の汚染対策の実施状況を公表することになっている。長江三峡ダムの貯水が2003年6月10日から始まって以来、ダム地区の水質は貯水前と比べてあまり変化は見られない。三峡ダム地区の水環境の安全を確保するため、政府は2001年から2010年までの10年間に、三峡ダム地区および上流の水質汚濁防止に400億元を投下することにしている。『三峡ダム地区およびその上流の水質汚濁防止計画』によると、2010年までに、ダム地区およびその上流の主要規制断面の水質が国の地表水環境基準の2類に達し、ダム地区の生態系が著しく改善されるという目標を達成する。
汚濁のひどい太湖(流域面積3万6900平方キロの淡水湖)水域は2002年から長江の水を引き入れることにより、水環境が目に見えて改善し、1000万人に上る人たちが受益者となっている。黄河はすでに5年連続渇水が起こっていない。タリム川の下流は3年連続上流から送水が行われ、地元の生態環境が大きく改善した。
2001年に実施し始めた水質汚濁対策計画は、5年間に1534の都市の汚水を処理したり、せき止めて別の方向に導いたりし、農業や農村および流域の汚染に対し対策を講じ、資金1036億3000万元を投入することを決定した。現在、ほとんどのプロジェクトはすでに完成して運営に入っている。
「チャイナネット」2006年12月20日
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