1982年に発布された『海洋環境保護法』は1999年に改正され、2000年4月から施行された。同法は海洋環境の監督・管理や調査、観測、評価、学術研究、汚染防止、海洋への廃棄物投棄禁止などに関する規定である。
「渤海の青い海行動計画」は近年とられてきた海洋をきれいにするための措置である。これによって、海底油田・天然ガス田の廃棄物排出や海洋への廃棄物投棄などが規制されることになった。
2005年末現在、全国の海洋自然保護区は90カ所に達し、そのうち国家クラス保護区が24カ所もある。保護区には、学術研究や教学、自然史的価値のある海岸、河口、島しょなどの海洋生態環境、絶滅に瀕している中華イルカなど希少海洋動物およびその生息地、マングローブ、サンゴ礁、海岸湿地など典型的な海洋生態系が保護区内で保護されることになった。
「チャイナネット」2006年12月20日