中国唯一の極地破氷船「雪竜」が12日午前10時、上海市浦東区外高橋港にある中国極地考察国内基地専用埠頭から、24回目となる南極科学調査活動に出発した。第4回国際極年(IPY)中に中国が計画している活動のうちで最初の活動となる。 今回の調査隊は188人の隊員によって構成され、1984年の第1回南極調査以来、最大の規模となった。調査隊は、南極内陸部に建設予定の調査基地の建設地選定、IPY期間中に中国が定めた行動計画中の項目、第10次5カ年計画(2001-05年)で目標とされた極地調査能力建設プロジェクトの現場での実施という3つの主要活動を中心に、37項目の科学調査活動と10項目の後方支援活動を行う。