ロンドン五輪聖火リレー26日目の13日、スコットランドのセント・アンドリュース海岸で、名画「炎のランナー」のワンシーンが再現された。人民網が伝えた。
映画のシーンを忠実に再現するため、ジョセフ・フォスターさん(13)ら子供達が、マドラス・カレッジからセント・アンドリュース大学まで、聖火を掲げて海岸線を走り抜けた。その後、聖火はスコットランドを代表する3つの地方を巡り、エジンバラに至る。13日は、スターリング城、ウォーレス記念碑、エジンバラ城などを回り、走行距離は145マイル(約223キロメートル)に達した。
「炎のランナー」は、ヒュー・ハドソン監督による1981年公開の大ヒット映画。1924年パリ五輪で活躍したアスリートの実話をもとに作られた。ケンブリッジ大学に通うユダヤ人青年が、人種差別を克服し、100メートル走でユダヤ人初の金メダルを獲得するというストーリー。
スコットランドでの聖火リレー7日目にあたる14日の夜は、エジンバラで祝賀イベントが開催される。
70日間におよぶ英国全土を巡る聖火リレーでは、8千人のランナーが8千マイル(約1万2875キロメートル)を走り、聖火はその後、来月27日の五輪開幕式会場に運ばれる。
「人民網日本語版」2012年6月14日