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初冬の南寧市で「怠け者」向けビジネス好評 |
発信時間: 2007-11-28 | チャイナネット |
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ベランダに出て日光浴を楽しみ、「モップスリッパ」を履いて家中を歩き回り、「便利屋」に電話して買い物を頼む……。冬の訪れを迎えた広西省南寧市では、10度そこそこの気温が「怠け者」族を生み出している。「中新網」が伝えた。 暖かい気候に慣れた南寧市の主婦たちは、冬の訪れと共に最近あちこちで開店した「便利グッズ商店」に通い詰めている。床を拭くことができるスリッパ、ゆっくり休憩できるブランコ、便利なホームベーカリーといった「怠け者向けグッズ」がこうした主婦たちの人気の的だ。 当陽街の「大懶猫懶人(怠け者)用品専売店」店長の黄家平さんは2カ月前に雑誌で見た「怠け者向けグッズ」にビジネスチャンスを見出し、この独特な店を開いた。黄さんによると、現代社会は生活のテンポが速まり、競争が激しいため、煩わしい事をより便利にしたいと考える人が増えており、こうした怠け者向けグッズは便利で実用的だけでなく目新しさも備えていることから、ますます多くの人をひきつけている。しかし「怠け者」は単なる暇な人ではなく、「怠け者向けグッズ」も怠け者だけのための物ではない、いずれも社会の進歩を表すものだと黄さんは主張している。万能野菜カッターやモップ絞り機、自動掃除機などの家庭用品が売れ筋だという。 サービスを提供したい人がいれば、サービスを購入したい人もいる。外を出歩かない「怠け者」が、せわしなく外を回る「便利屋」ビジネスを生んでいる。初冬の冷え込みが南寧市民を「怠け者」にし、現地の「便利屋」も冬の忙しさに追われている。 南寧市の「信用便利屋有限公司」の社長によると、同社設立の目的は一般市民に仕事や生活上の手助けを提供し、より重要な事のために多くの時間を割くことができるようにするためだという。寒気の訪れと共に「便利屋」の従業員は猫の手も借りたいほどの忙しさで、買い物やチケット購入、申し込みの順番取りや荷物の受取・発送、友人やビジネス相手の送迎といった多くの業務を代行している。 多くの「小資(プチブル)」は、猛暑の夏をやり過ごしてやっと迎えた冬には、ゆっくり日差しを楽しみたいと願っている。「家のベランダや廊下に小さいブランコを置いて日光浴しながら本を読んだり、お気に入りのスナックをつまみながら日差しの変化を楽しんだり、これほど満足なことはないわ。」南寧市思賢路のある広告企業に勤めるコウさんの考えでは「怠け者」は現代都市の普遍的な現象で、既に時代の符号となっているのだという。ゆっくり怠けて生活を楽しむのも悪くないのだ。 「人民網日本語版」2007年11月28日 |
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