中国の100万ドル以上の金融資産を持つ資産家は、アジア太平洋地区で日本に次いで多く、保有資産の総額が1兆7300億ドル、1人当たり平均資産が500万ドルに上ることが分かった。フランス系コンサルティング会社のキャップジェミニ(凱捷諮詢公司)の中華圏市場金融サービスで副代表を務める曲向軍氏が5日、第2回中国民間銀行・資産管理フォーラムに出席し、同社が米メリルリンチと共同でまとめた「2007年度アジア太平洋ウェルス・リポート」を紹介した中で明らかにした。 「北京青年報」が伝えた。
同レポートによると、2006年末現在、アジア太平洋地区には100万ドル以上の金融資産を持つ資産家が260万人おり、2005年に比べ8.6%増加した。保有資産の総額は8兆4千億ドルに上り、資産家の増加ぶりが世界で最も速かった。また、中国の富豪の1人当たり平均資産は500万ドルで、アジア太平洋地区の平均(330万ドル)をはるかに上回った。このうち、中国には3千万米ドル以上の資産を持つ「大富豪」が4935人おり、中国の資産家(資産100万ドル以上)の1.44%、アジア太平洋地区の大富豪の28.2%を占めた。
また、富豪の低年齢化も進んでおり、31~40歳が30%、41~55歳が50%を占め、50歳以下が80%近くを占めた。
「人民網日本語版」2007年12月7日 |