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「中産階層でない」は8割 「10年内可能」は4割
発信時間: 2007-12-25 | チャイナネット

中国の中産階層は日々増えている。HSBC銀行と上海復旦大学が最近公表した調査では、これから10年間で、大陸部では年収入が7500~2.5万ドルに達する中産階層が1億人に激増することが明らかにされた。

一、中産階層とは?

先週、「中国青年報」社会調査センターと新浪ネットによる「これから10年間で誰が中産階層になるのか」という調査が行われた。それによると、7313人の参加者は、「中産階層」には次の特徴があると考えている。「安定した収入があり、住宅と車を持っている」(83.6%)、「いい教育を受け、教養がある」(68.5%)、「職業的地位が高く、立派な仕事を持つ」(56.1%)など。

中産階層とは何?「ホワイトカラー」として外資企業に勤める孫さん(女性)は、「うまく答えられない。自分はまだ中産階層から遠く離れている感じ」と語っている。

二、「自分が中産階層」と思っている人は12.7%しかいない

HSBC銀行の調査では、中産階層は20~49歳で、年収入6万元~20万元の間の人たちと定義されている。北京の常さん(男性)はその条件にぴったり合致しているが、自分は中産階層ではなと確信している。「車も家もあり、年収入も6万を超えているが、ガス代、ローンの返済など、毎日日常的な支出を細かく計算しなければならない」と語っている。

調査の中では、12.7%の人たちだけが自分を中産階層だと思っている。HSBC銀行の調査では激増している人数に比べて、今回の調査での人々の自己認識度は低い。「彼らは百万、千万元という資産を持つ社長に目を向けている。彼らの観念では、バイトをする人は中産階層とは言えないのだ」と、調査の参加者の一人は分析している。

零点研究コンサルティンググループの趙玉峰戦略総監は、「二つの極端な都市――瀋陽と上海」を例としてこの問題を取り挙げたことがある。車、住宅、保険の保有率の上では、瀋陽は上海よりずっと高く、上海は各都市の中で最も低い。しかし、「私は中産階層なのか」という問題に答える時、上海の人たちは最も自信を持ち、瀋陽の人たちの自己評価は最も低い。

三、「10年内なら可能」が43.3%

現在、たくさんの人にとって、中産階層の概念はまだはっきりしていないが、30年らいの改革開放を背景に、中産階層のイメージはだんだん明晰化してきた。10年前、わが国の中産階層はすでに現れていたと主張する学者すらいる。

調査によると、「自分は中産階層」と思っている人たちが12.7%しかないが、43.3%の人たちは、「中国経済の発展につれて、10年内に中産仲間入りする可能性は大きい」と思っている。

「チャイナネット」2007年12月25日

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