北京市統計局と国家統計局北京調査総隊はこのほど共同でレポートを発表、北京市民でブライダル関連消費活動を行った家庭の1人あたり直接消費額は2007年、5万3645元だったとまとめた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
調査は2003年~07年のブライダル消費家庭764戸が対象となった。対象家庭の中で、大学以上の学歴を持つ家庭では1人当たりブライダル消費も高く4万6891元、高校以下になると3万342元だった。ブライダル消費額は、結婚する若者の所得および世帯の所得に関係している。1人当たり月収が1万元以上の家庭では、ブライダル消費も7万4747元、1千元以下の家庭では2万3328元だった。
2007年の結婚披露宴の1人あたり消費額は1万7383元、ハネムーンは4267.9元、資金がかかるのは結婚式費用で、2万1199.6元だった。
北京では結婚するにあたり、「車、住居、貯金」を持っていることを多くの場合要求され、ますます上がる結婚費用が、新郎新婦と双方の家族にとって負担となっている。結婚費用の高まりは、改革開放以降の人々の生活が豊かになったことの表れであるが、消費額の高まりは人々が消費にあたって冷静さを欠いていることの反映であるとも言えよう。
「人民網日本語版」2008年1月20日 |