昨年末に顧問弁護士と契約した張さんは、輸送会社のエリートビジネスマン。張さんは「わたしの感じでは、顧問弁護士を雇う最大の利点はリスクの回避にあり、問題の発生後に訴訟を起こすことではないですね」と話す。仕事上、取引先と頻繁に契約を結ぶため、契約上の落とし穴を完全に避けることは難しい。ひとたびしくじれば、巨額の損失を負う。だが事前に弁護士のチェックを通せば、こうした事態は回避できる。

  弁護士事務所5社に電話で取材してみたところ、いずれも個人向けの顧問弁護士サービスを提供していたが、価格は年1000元から1万元までとさまざま。最近、顧問弁護士を個人で雇う市民が増えているが、その中心は小企業の経営者や企業の高給取りだ。 

  「人民網日本語版」2008年2月5日