京珠高速道路（北京―珠海）の湖南省耒宜区間で18日午後7時17分ごろ、タンクローリーや旅客バスを巻き込んだ大事故が発生した。関連部門によると、この事故による死者は17人、負傷者は25人。事故で通行止めとなっていた同区間は、事故発生から15時間近くが経過した19日午前10時、再開された。「新華網」が伝えた。

事故があったのは、珠海から472キロ耒宜区間。北方向に走っていた旅客バスが、雨や濃霧で視界がさえぎられていたことから、ベンジンを運んでいたタンクローリーに追突した。タンクローリーは爆発・炎上、火は追い越し車線を走行していたトラックにも燃え移った。さらに破裂したタンクから流れたベンジンが燃えながら道路北方向に流れ、20メートル前方で故障のため停車していたトラックに燃え移った。消防要員は午後7時41分に現場に駆けつけ、25人のけが人や乗客を緊急避難。道路を流れたベンジンの燃焼は午後9時57分までに抑えられ、午後10時17分までに、火災は完全に消し止められた。

「人民網日本語版」2008年2月20日