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湖南省など19の省、1860千万ヘクタールの森で雪被害
発信時間: 2008-02-21 | チャイナネット

国家林業局祝列克副局長は19日の記者会見で、雪による林業への影響や、災害のあとの林業の再建作業の進展状況を紹介した。

国家林業局祝列克副局長

 

今年1月中旬以来の大雪や凍結は、林業にも大きな損害を与え、最新の統計によると、湖南省、貴州省、江西省、湖北省、安徽省、広西チワン族自治区、浙江省など19の省や自治区区、直轄市で雪の被害を受けた森林は2億7900万ムー(約1860千万ヘクタール)に上っている。被害が深刻な国有林は1781カ所で、苗木畑は1200カ所、国家重点保護野生動物は3万頭に達した。

林業のインフラ施設の損傷も大きく、直接的な経済損失は573億元で、被害を受けた林業関係者は263万人、林業従事者は湖南省だけでも924万人に上った。現在でも林業の被害はまだ続いており、損失は拡大している。

祝列克副局長によると、今回の雪による被害はまれに見るほど深刻で、主に次のような4つの特徴がある。

一、 全体の損失に占める割合が高い。湖南省をはじめとする8つの省の調査では、林業の損失がその省の全体の損害の40%から60%を占めている。

二、 苗木、竹林、新造林の被害が深刻で、苗木が凍って枯れ、湖北省の竹林の被害面積は竹林総面積の80%に上った。三峡、丹江口、富水の3つのダムがある地域などでは、耕地を森林に戻した地域の75%でかんきつ類の被害を受けた。ここ数年の新しい造林の被害がとても深刻である。

三、 林業従事者の経済的な損失が大きい。耕地を森林に戻す制度や集団林権制度の改革後、人々が大量の資金を投入して造林した経済林木の損失が深刻である。

四、 二次災害が起こる危険性が残っている。

「チャイナネット」2008年2月20日

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