三亜の優れた環境に魅了されて多くの省外の人が現地で不動産を購入しているが、不動産ブームにともない不動産の遊休率が非常に高くなっている。ある不動産管理企業の統計によると不動産の遊休率は80%に達し、管理企業の悩みの種となっている。「東方早報」が伝えた。
三亜市政府の統計によると、三亜の不動産購入は東北、長江デルタ、珠海デルタ、京津唐地区といった省外の購入者が中心だ。昨年省外の購入者が購入した不動産は8739件、面積で75万9700平方メートルに達し、三亜の不動産販売総数の87%を占めた。
しかし現地で仕事をしていないため、これら購入者が通年で居住することはほとんどない。三亜で不動産を購入することは一種のステイタス、または老後や値上がりを期待する目的のためが多い。北京の陳さんは三亜湾に120平方メートルの海を臨む物件を持っているが、購入と内装で130万元かかった。陳さんは1年あまりの間、昨年の春節(旧正月)に1カ月未満滞在しただけで、残りの期間はずっと空いていた。
リゾート物件の集中する三亜湾では、人影のまばらな高価な住宅区が目に付く。多くの住宅区ではガードマンや清掃スタッフを除けば居住者がほとんど見られない。三亜青河物業(不動産)管理有限公司の趙徳承総経理によると、三亜の滞在者は4月以降次々と現地を去り、9月以降に三亜に戻ってくるのが一般的だ。このため三亜では4~9月に遊休率が高くなる現象が見られる。遊休率は高級なリゾート物件が高く、古い物件では低くなっており、この期間の高級リゾート物件の遊休率は最高で80%以上に達している。
「人民網日本語版」2008年4月7日 |