ホーム>>社会>>社会ニュース
フランス人「捏造報道は読者を傷つける」
発信時間: 2008-04-15 | チャイナネット

 

記者:最近一部の西側メディアは西蔵(チベット)事件について事実と異なる報道をし、ひどいケースでは対象をあべこべにし、内容をすり替えた映像を放送している。ジャーナリストとしての資質の観点から、こうした現象をどう見るか。

巴薩姆・塔亜哈(音訳、フランス・アラブ記者協会事務長、レバノン「アル・アクバル」紙駐仏記者):指摘の点に私も注目している。ネット上には西蔵事件の真相と異なる写真や映像ファイルが流れ、メディアは情報の真実性と正確性の確認を怠っている。

ネット報道が発達した今日、記者は「スピード報道」の誘惑に屈しやすい。この落とし穴にはまらないようくれぐれも注意し、記者たるもの、事件を報道する際にはまずその真実性を確保しなければならない。私は多くの記者仲間はこの点をしっかりできると信じるが、どうしても一部には規則に反する者もいる。

報道が帯びる主観性についてだが、これは確かに、ニュースを処理する際に記者の主観が入り込みやすいことと一定の関係がある。記者が一定のテーマに過度のセンシティビティや関心を抱くことを制限する術はないが、ニュースを処理する際には客観性を確保し、色めがねで記事を描かないようにと求めたい。もし自分に頼りニュースを捏造するのなら、それはジャーナリストとしての基本的な資質を失うものであり、さらには読者を傷つけ、結局は自分で自分を傷つけることになるのだ。

「人民網日本語版」2008年4月15日

 

  関連記事

· 米上院の西蔵関連決議に強い不満と断固たる反対

· 西蔵 暴力事件で被害を受けた商店の営業回復を支援

· 米下院の西蔵関連反中決議に断固反対

· 西蔵の民衆は十分な言論の自由を享有している

· 「西蔵独立」分子、聖火リレーを妨害 米警察が出動

  同コラムの最新記事

· ダライの「銀行破壊」に関する発言には根拠なし

· 北京から天津濱海新区CBDまでわずか50分に

· フランス人も西側メディアの西蔵歪曲報道に憤慨

· フランス人「中国の発展を絞め殺そうと企む者がいる」

· フランス人「捏造報道は読者を傷つける」